家庭菜園のジャンルの中でたぶん一番メジャーなのは畑やプランターで土を使って野菜を育てる手法だと思います。一方で土を、使わずに液体肥料だけで野菜を育てる水耕栽培、というちょっと変わったジャンルもあります。
今回はそんな水耕栽培のやり方についてのお話です。
水耕栽培の設備は自作するかキットを買うか
水耕栽培は比較的マイナーな栽培方法です。本屋さんで一般向けの本も買いましたが、「自作&自作&自作…」の連続な内容です。探せばネット上にハイポニカの公式栽培キットなど色々ありますが、そのへんのホームセンターや園芸店ではまず見たことがありません。

そんなわけで、私もプランター菜園に並行して水耕栽培歴2年ですが、本やネットから情報を得つつこれまでに数々の自作キットを作ってきました。



今のところ、自分の中でこれが正解
結論から言うと、
- 100均の豆苗プランター(またはスリットポット)
- 流し用ネット
- バーミキュライト
- スクエアBOXフタ付きL型(セリア:JANコード497725205722)
- 漬物のプラ樽(スリット鉢の場合)
これらを使うのがなるべく費用を安く、なるべくDIY作業が少なく、そこそこ良い感じにできるんじゃないかという境地にたどり着きました。
豆苗プランターとスクエアBOXの組み合わせ



これが一番楽です。穴あけ加工は一切なし。
①豆苗プランターのザルにネットを張り、バーミキュライトを敷き詰める。
②種を蒔いてある程度大きくなるまでは付属のトレーでと溶液を張る。
③ネットから根っこがあふれるようになったらザルをスクエアBOXに乗せ換える。
これだけで、今のところ問題なく進んでます。
スリットポットと漬物樽の組み合わせ

次は少し加工が必要ですがカッターナイフだけで十分作れます。
①スリットポットにネットを張り、バーミキュライトを敷き詰める。
②種を蒔いてある程度大きくなるまでは適当なトレーに溶液を張る。
③漬物樽のフタの真ん中に、種蒔きしたスリットポットの六角形の大きさで穴を開ける。
④ネットから根っこがあふれるようになったらポットを漬物樽に乗せ換える。
⑤トマトやナスなど、しっかりなる系の実もの野菜の場合は、エアレーションが必要。
これは昨年の秋にきゅうりで試して、一応うまくいきました。野外だったので葉っぱや実には虫がたくさん付きましたが、水耕装置自体には中に藻が生える程度で良い感じでした。
エアレーションする場合はこっちが良いと思います。
PDCAサイクルは年単位
これらのやり方も、今年1年やってみて課題&改善が見つかるかもしれません。
計画、実行、評価、改善…1サイクル回すのもけっこう時間がかかります。ほとんど何ヶ月〜年単位です。
水耕栽培のやり方で、同じように試行錯誤に悩まれる方の一助になればうれしいです。
文章が下手なので細かい部分の説明ができていませんが、質問があればコメントや問い合わせフォームで下さいませ。
【追記】
補足として「2025年3月15日 番外編〜水耕栽培実際やってみた4パターンのメリット・デメリット〜」を追加しました。よろしければ見に来て下さい。
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