水耕栽培装置は大きくすれば良いわけじゃない|ミニトマトがしおれて分かった3つの弱点

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🍅園芸日誌💧水耕栽培

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2026年版の水耕栽培マシンで、事件が起こりました。

2株あるミニトマトのうち、1株だけがしおれて元気がなくなってしまったのです。

この記事では、その事件から見えてきた2026年版マシンの3つの弱点をまとめます。タンク容量が大きいほど良いと思って作った装置が、なぜダメだったのか。同じように「大きく作れば安心」と考えている方の参考になれば幸いです。


事件:アイコだけがしおれた

6月の終わり、ちょうど台風が過ぎ去ったあたりのことでした。

エコスイートとアイコを1株ずつ植えてあるうちの、アイコだけがシナシナになってしまいました

先端も根本も関係なく、株全体がぐったりしています。エコスイートのほうは何ともありません。

植え付け時の様子。エコスイートとアイコを1株ずつ

そしてここで、このマシンの弱点が見えてきたわけです。

トマトを2株並べて植えた、まるでツインエンジンみたいな超大型水耕栽培マシン。その弱点とは何か。

結論から書くと、弱点は3つありました。

  • マシン自体が重すぎる
  • 天井の発泡スチロールが大きすぎる
  • 1つのマシンで2株を同時に育てた

順番に見ていきます。


弱点1:マシンが重すぎる

「水耕栽培装置はタンクの容量が大きいほうが良い」——そう思っていました。

理屈の上ではおそらくそうなのでしょうけれど、何事も度が過ぎるとよくありません。バランスは大事です。

2階建て構造。上が栽培用タンク、下がリザーバータンク

このマシンには液体肥料のタンクが2つあります。栽培用のタンクと、水切れ防止のリザーバータンク。この2階建て構造です。

満水にすると、合計60キロ。

とてもじゃないですが持ち運びはできません。水が減った状態でも、野菜が植わっているとビクともしませんでした。

つまり「調子が悪いから移動させよう」という選択肢が、最初から存在しないのです。


弱点2:天井の発泡スチロールが大きすぎる

タンクに直射日光を当てないために、天井の発泡スチロールをわざと大きく作りました。これもダメでした。

調子の悪いアイコをどけて、無事なエコスイートだけでも助けようと思っても、大きすぎてそんな気が起きないのです。

発泡スチロールが折れたらどうしよう、と思うとなおさらでした。

何かしらの病気だった場合は、マシン全体を消毒する必要も出てきます。そう考えると、サイズが大きすぎるというのは、それだけで大変なことなのだと分かりました。


弱点3:1つのマシンで2株を同時に育てた

そして極めつけがこれです。これが一番ダメでした。

見てください。全部、根っこです。

2種類のミニトマトの根が、こんなふうに絡み合っています。こうなってしまうと、きれいに分けることはできません。どこかで必ず、ブチブチッと切れてしまいます。

もしこれが青枯病のような伝染する病気だったら、完全に詰みです。 共倒れでした。

トラブルの発生を抑える目的で大きくしたマシン設計。今回わかったのは、実際にトラブルが起きてしまうとどうしようもなくなる、という設計の弱さでした。


その後:アイコは持ち直しました

幸い、それから何日か経過観察したところ、アイコはなんとか持ち直して今は元気にしています。

実は、ほんの短い時間だけ急に水の減りが激しくなった日がありました。それで液体肥料の補充のタイミングが狂ってしまい、ミスをしていたのです。おそらくこれが原因でした。

ただ、これはあくまで結果論です。もう一度書きますが、株同士で伝染するような病気、特に青枯病だったら完全に詰んでいました。


この結果が出た条件について

この記事の内容は、以下の条件下での話です。同じ結論になるかどうかは環境によって変わります。

条件内容
給水屋外に水道がないため、ジョウロで手運び
設置場所コンクリート敷きの庭(畑なし)
作業時間子どもが寝たあとの夜間のみ
作業頻度休みは週1

「重すぎて動かせない」「大きすぎて手が出ない」という弱点は、この条件だからこそ致命的になっています。

屋外に水道があって、日中にたっぷり時間が取れて、二人がかりで装置を持ち上げられる環境なら、60キロのマシンでも問題にならなかったかもしれません。

逆に言えば、水道がない・夜しか作業できない・一人でやるという条件で水耕栽培をするなら、装置は「一人で動かせる重さ」と「一株ごとに分離できる構造」を優先したほうがいい、というのが今回の結論です。


次回:サルベージマシン開発編

しかし、まだ7月上旬。夏野菜シーズンはかろうじて序盤です。

しかも幸運なことに、元気なうちに剪定しておいたアイコの脇芽が2本残っていました。

次回はサルベージマシン開発編。この脇芽を万が一の保険として、万事休すの状態から立て直す。そのためのマシンを作っていきます。


使用した資材

このマシンに使った資材は、シリーズごとにまとめています。

夏野菜の水耕栽培システムに必要な資材まとめ【初心者向け・選び方ガイド】


それではまた、夜の時間にお会いしましょう。
今日も一日頑張りましたね。お疲れ様。

この記事を書いた人

野菜の水耕栽培
果樹の鉢植え栽培の様子を記録しています。

【私の園芸環境】👇

☑賃貸の一戸建て住まい
☑屋外に水道ナシ
 (キッチンと洗面台のみ)
☑庭はコンクリートで、畑ナシ
☑作業できるのは子どもの寝ている時間
 (午後9時以降 or 昼寝中)
☑お休みは週に1日だけ

この条件、まあまあ特殊だと思います(笑)
でも、「同じような状況の人」もきっとどこかにいるはず。
そんな方に向けて、「リアルな園芸の試行錯誤」を発信しています。

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